今は亡き人々を偲ぶ/日編新聞500号記念
◇日編新聞500号を記念致しまして創立以来、日編の歴史に足跡を残した今はなき人々を、私の知る範囲で振り返ってみました。
■ 初代理事長 柴田たけ先生
◇「美しく老いる」という言葉がぴったりの先生でした。
霞ヶ丘技芸学院という大事業を成し遂げられ、ニットファッション界のスター的存在でいらっしゃいました。当時の婦人雑誌を開くと先生のお名前がいつも載っていました。
霞ヶ丘技芸学院に伺うと梶谷蝶子先生とお二人で仲良く迎えて下さいました。
左の写真はプリンスホテルで笑顔で挨拶される柴田タケ理事長。
■ 二代目理事長 梶谷蝶子先生
◇理事長としての期間が一番長かった先生、自分にも他人にも厳しく、そして凛として美しく、純白のレースを想わせる先生でした。
柴田先生亡きあと理事長を引き継いで日編を守って下さいました。
左の写真は病気療養中の先生を見舞いに伺ったときのものです。中央が梶谷先生、左から水越真子副理事長、岡本勇会長、立川美貴子常務理事、市川ヨシエ常務理事、小野寺。
■ 常務理事 岡本華代先生 / 岡本勇会長
◇ご夫婦で日編を守り育てて下さいました。岡本会長は皆様の記憶に新しいと思いますが、華代先生は若くして亡くなられました。その時は会員一同涙をしぼりました。おそらく日編を一番愛しておられた方だと思います。お名前の通り華やかで外人を思わせる美しい先生でした。日編の運営はもちろん、編物検定試験の生みの親でした。
■ 常務理事 金井耀代先生
◇八千代支部を作られた先生で包容力のある印象でした。私がお目にかかったのは一、二度しかありませんが、研究熱心な方で、女性の友出版で「衿の研究」という冊子が今でも日編に残されています。
■ 副理事長 水越真子先生
◇金井先生亡きあとの八千代支部を統率されていました。議事録の作成、教師試験の作品批評の書き方等、実務的なことをご指導いただきました。(上から二枚目の写真を参照)
■ 常務理事 佐藤たつ子先生
◇名古屋から新幹線で通って来られました。いつもニコニコと笑顔の先生でした。新聞記事をお願いすると気軽に書いて下さいました。お酒の好きな先生でした。
■ 常務理事 斉藤その子先生
◇斉藤その子先生には技術的なことをたくさん学びました。メリノ支部を統率されていました。いつも私の顔をみるたびに「若い人日編お願いしますよ」とおっしゃっていたことが耳に残っています。
■ 常務理事 市川ヨシエ先生
◇湘南支部を作られました。立川美貴子先生と私と三人で一緒に常務理事に就任いたしました。いわば同志でした。たくさんの思い出を共有しました。(上から二枚目の写真を参照)
■記年号として私の知る限りの範囲でまとめました。不備の点は陳謝。(文責 小野寺みさの)■
◇昭和43年5月12日、第17回定期総会のときの記念写真です。日本青年館において盛大に開催されました。北から南から会員が集まり参列いたしました。写真左から、金井耀代先生、斉藤その子先生、岡本華代先生、梶谷蝶子先生、二人おいて柴田タケ先生、前から三列目の右端が水越真子先生。
たくさんの記念写真の中から選びました。
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